現地では絶対に生水を飲んではいけない、それはもう海外旅行者の間では常識となっていますよね。
短期間の旅行ならミネラルウォーターを飲めばいいのですが、実際に暮らすとなると水問題は大変重要です。

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現在のバリ島の水事情はどうなのでしょうか。
インターネットで調べたところによると、残念ながらバリ島の水は決してきれいとは言えないようです。

と言うよりも、むしろ汚染されてしまっているのだとか。

特にここ最近の開発・発展が、水質汚染に拍車をかけているそうです。
そのいちばんの原因は、上下水道がきちんと完備されていないことにあります。

汚染された生活排水は穴を掘って浸透させるか、そのまま川に流されてしまうそうです。

バリ島に住む大半の人たちは、井戸水を生活用水として使用しています。

そして建物が混雑している地域や人口密度の高いところでは、自然浄化がしきれていない排水が地下水と混ざり合い、その水をポンプで汲み上げて生活するといったことが、いまだにされているのだそうです。
もちろん水道が完備されている地域もありますが、それだって決して安全とは言えません。

日本では考えられませんが、蛇口をひねったら茶色く濁った水が出てくるなんてことも、バリ島ではまだまだ確認されているそうです。
美しいビーチや海を擁するイメージからはほど遠いですが、これもまたバリ島が抱える現実。

それに現地の水には、外国人には不慣れな細菌も多く含まれています。

たとえ飲まなかったとしても、汚染された水でお風呂を沸かしたりシャワーを浴びたりしているうちに汚染物質が皮膚から体内に浸透し、長い年月をかけて少しずつ体を蝕んでいくことになるでしょう。
こうして考えてみると、水がきれいなところで生活するのが、移住するうえでとても大切であると分かりますよね。

確かに交通や買い物など便利な都会での生活も魅力的ですが、それなら日本で暮らすのとあまり変わりはありません。

できれば自然がいっぱいで、きれいな川が流れているような場所に暮らしたいとつくづく思います。