主人との話し合いで娘の気持ちにも変化があったようで、あれからはいつもの娘に戻り、家にも以前のように遊びに来てくれるようになりました。
今では娘の方がわたしたちのバリ島移住に積極的で、「どのエリアに住むべきか」や「現地ではどんなことをするべきか」など、わたし以上にさまざまな情報を仕入れてはその都度知らせてくれます。

「まさか自分の両親がバリ島に移住しようとしてるなんて、考えたこともなかったなぁ」と娘。
それはわたしも同じです。
まさか自分の老後にそんなドラマチックなことが起ころうとしているとは、想像したこともありませんでした。
「ほんと、人生何が起こるか分からないね」と、娘と顔を見合わせて笑いました。

3f0af16b[1]

娘自身何度も訪れたことのあるバリ島ですが、いつも滞在するのはウブド。
自然に囲まれた静かな雰囲気の中、バリ島の芸術が堪能できるところがお気に入りなのだそうです。
もしわたしたちがウブドに住めば、「もうホテルに滞在する必要はないし、いつでも好きな時に遊びに行ける!」とうれしそうに話す娘。
わたし自身もウブドについていろいろ調べてみましたが、さすが娘が気に入るだけあり魅力的場所だと思います。

そしてわたし自身気になっているのは、治安がよく欧米人や日本人の居住者が多いというサヌール。
かつては小さな漁村だったそうですが、現在は大型ホテルやレストラン、雑貨屋などが立ち並んぶ賑やかな場所に。
とは言えヌサドゥアほど観光客が多いわけではなく、のんびりとした独自の雰囲気も漂っているそうです。
またサヌールはクタとウブドの中間に位置し、どこへ行くにも便利な立地。
ここなら娘も気に入ってくれるでしょう。

そう言えば肝心の主人がどこに住みたいと思っているのか、まだ聞いていませんでした。
そろそろそうした具体的なことも話していかなければいけない時期です。
主人なりに情報収集はしているようなので、きっとどの辺りに住みたいのか希望もあるでしょう。
わたしの希望も一応伝えてみるつもりですが、結局は主人の意見を尊重しそうな気がします。