相場は上昇しているのに、人はなぜ損をするのか?

ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン教授のプロスペクト理論によれば、
人間は「利得の喜びより、損失のショックのほうが大きい」のです。
人間の脳は、利益より損失に2倍敏感なのだ、と述べています。
ヒトの進化の過程において、負けることは死を意味していました。
猛獣が現れたら死のリスクを冒してまで勝ちにいく必要などなく、とにかく逃げ延びて生きることが大切でした。
こうしたヒトの本能から、投資家は過剰な自己防衛本能を生み出します。
その結果「利益は小さく、損は大きく」なってしまうのです。
少し上がると下がるのが怖くて利益確定し、損をするのが嫌だから最悪のタイミングで損切りしてしまう。
感情のままに取引していれば、損を重ねるだけなのです。

 

なぜ、正しい仕組みが大切なのか。

投資で失敗してしまう最大の要因は、人間の「感情」です。
どんなに勉強して知識を身につけても、ヒトが取引を行うかぎり感情を捨て切れません。
そこで大切になるのが、投資に成功する仕組み、です。
私はこれまで株、FX、不動産、海外投資など様々な投資を行い、多くの失敗を経験しました。
しかし結果としては、10年ちょっとの間に気がついたら20億円程度の資産ができていました。
それは偶然でもありましたが、かなりの部分で儲かる投資の仕組みを作っていたからにほかなりません。
どんなマーケットにも波はありますが、正しい仕組みで投資をすれば、10年の間には誰でも成功することができるでしょう。
正しい仕組みがあれば、マーケットに一喜一憂することなく、楽しみながら資産を増やすことができるのです。
では、正しい投資の仕組みとはどんなものなのでしょうか。