サラリーマンが1億円の資産を築く方法

もし宝くじで1億円当選したら、何を買いたいですか?

前回、老後の資金は5000万円必要、という話をしました。

特別なことをせず、それなりの老後を過ごすなら5000万円あれば大丈夫です。

でも、お金のことを考えなければ、都心の便利な高層マンションに住んでみたいなぁ、とか、一度はベンツのAMGに乗ってみたいなぁ、と思う人もいるでしょう。

そうなると、1億円くらいは必要になります。

ほとんどの人にとって、1億という資産は現実的ではないので、「そんなこと、考えてもないよ」となるのかもしれませんが、もし、現実に1億円持っていればやれることの可能性は増えてくるわけです。

では、普通のサラリーマンにとって1億円の現金を持つことは、それほど現実性のないことでしょうか。

欧米のサラリーマンの中には、それほど年収が高くなくても1億円の現金を持っている人はいくらでもいます。

しかし、彼らより多くの年収を得ている日本のサラリーマンで1億円の現金を持つ人はほとんどいません。

なぜでしょうか。

結論から言うと、日本人は「お金に弱い」のです。

お金に転ぶ、ってことじゃないですよ(笑)。

「お金の増やし方が下手だ」ということです。

その理由はいろいろとありますが、最大の原因は「金利が低い」からです。

一般的に、日本人はリスクを取ることが嫌い、と言われます。

でも、リスクや損をすることは誰だって嫌なわけで、それは世界共通です。

しかし、日本以外の国では、安全性の高くて利回りのよい投資先があります。

例えば、それは銀行預金や保険、などです。

40歳で1000万円の資金がある人がいたとします。

彼は、将来のために資産運用を考えます。

500万円を安全性を重視した投資をし、500万円は収益性を目指します。

はい、ここで問題です。

500万円を利回り10%で運用し、25年経ったら、いくらになっていると思いますか?

答えは、54,173,506円、そう5000万円も増えるのです。

一方の500万円は、株式が組み込まれた多少リスクがあるファンドで13%の利回りだとします。

500万円を13%で運用し、25年経つとこれがなんと106,152,670円。

そう、1億円を超えるのです。

合計すると、1億6000万円。

海外には、平均利回りが13%程度のファンドなんていくらでもあります。

もちろんこうしたファンドにはリスクがあり、悪い年には85%くらいに資産が目減りします。

逆によい年には125%、つまり利回り25%くらいになります。

で均してみると、13%から15%くらい、といった感じです。

では、こうした商品はそれほどのリスクがあるかというと、そうでもないんです。

もちろんそれは、世界中の成長市場に分散投資をしているからであり、プロが運用しているからです。

これが、不動産で運用すると20%を超える利回りもあるわけです。

それもこれも、安定性の高い投資先があるから、収益性の高い投資もできるのです。

ぶっちゃけた話、20年も続く日本の低金利は暴動が起きてもおかしくないです。

銀行はゼロで仕入れたお金を売ってるから、ノーリスクで儲かるし、政府も国債の金利が低くて助かる。

でも国民はたまったもんじゃない。

話を戻して、普通の人が1億円の現金を持つにはどうしたらいいか。

1,日本でハイリスクの株などで勝ち続ける

2,海外でバランスよく運用する

となるわけですが、「1」はじゃんけん大会で連続して勝ち続けるくらいのノリになります。

あなたの周りにいますか?

株で勝ち続けて、1億円以上の資産を築いた人が。

ゼロじゃないでしょうが、かなり確率は低くなりますよね。

となると、現実的には「2」になると思うんです。

おかしいと思いませんか。

豊かな日本で40年間も一生懸命働いて、なんとか普通に老後を過ごせるだけなんて。

誰でも幸せになりたいと思っています。

もちろん、お金がなくても幸せな人はいます。

でも、頑張って働いたら、いろいろとやってみたいこと、ほしいものがあるのは普通だと思うんです。

特別な贅沢はしないまでも、できればお金のことを考えなくてすむ生活がしたいですよね。

友だちと食事をして、趣味をやって、孫を連れて家族で旅行をして、住み心地のよい家に住んで、ちょっといいクルマに乗って、と人によって違いはあるものの、考えてみるとお金がかかります。

都心の便利な高層マンションに住んでみたいなぁ、とか、ベンツのAMGに乗ってみたいなぁ、というのもありでしょう。

いずれにしても、年金も預金もあてにならない状況では、自分で何とかしなきゃならない。

私はそんな日本人のお役に立ちたい。

不動産とは言わないまでも、利回り10%の銀行預金をはじめてみませんか。