海外投資はリスクとリターンのバランスを考える

海外投資というと「成長市場の魅力は分かるけど、リスクが大きいよね」と考える人が多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと考えてみてください。
日本での投資だってリスクはあります。
しかし日本で不動産や株式に投資している人でも、海外投資をしている人は少ない。
その理由は、「なんとなく、分からない」ということだと思います。
何となくではなく、リスクと魅力を具体的にして、そのバランスで考えるべきです。
では、海外投資の場合、日本とは違う点を考えてみましょう。

為替リスクやその他の諸経費

・為替リスク
海外投資では、その国の通貨で投資をするので為替リスクが発生します。
インドネシアの場合、ルピア建てで投資をするので、不動産が値上がりして売却してもルピアの価値が下がれば、円に戻した時に目減りする可能性があります。
・送金手数料
海外の銀行口座に送金する場合には、送金手数料がかかります。
海外送金の手数料は、2,000円~5,000円程度かかるのが普通です。
・交通費、宿泊費
海外投資のメリットを最大限享受するには、多くの場合現地に行く必要があります。
日本から投資できる海外投資の多くは、本来の海外投資のメリットを享受できない場合が多いのです。となると、銀行口座を開設するにしても、不動産を購入するにしても現地に行く必要があります。その航空券代や宿泊費は負担になります。当然それなりの金額での投資をしないとメリットが出ないといえます。

海外投資の魅力

海外投資の魅力は、なんといってもその成長性です。
日本はすでに成熟されており、今後大きな成長が期待できるかというと疑問です。
しかし、海外に目を向けると、これから成長をしていく、あるいは成長の途中にある国がたくさんあります。
東南アジアの新興国がその代表です。
昭和の日本と同じようにこれからまだまだ成長の余地は大きいです。
また、高金利も魅力です。
私は、インドネシアで税引き後9%の定期預金をしていますが、1000万円の預金が25年で9000万円になる計算です。
このような状況は今の日本では考えられません。
もちろんリスクはありますが、そのリスクとリターンのバランスを考えて海外投資を検討すべきと思います。