投資家さんからよく聞かれる質問に「今（バリ島の不動産を買う）タイミング的にどうなのですか？」

というものがあります。

正直に言うと、僕はしばらく（１，２年くらい）不動産価格は上がらない、と思っています。

 

その理由は下記です。

・インドネシア政府の方針で銀行の貸出条件が厳しくなり、

ローカルの需要が抑えられていること。

・米国以外の先進国の経済状況がよくないため、先進国から新興国への

投資が減ること。

・中国の経済状況が悪い
それでも僕がバリ島の不動産に投資しているのはメリットがあるからです。

投資においてベストのタイミングで売買することは難しいことで、

振り返ってみて「結果として、あのタイミングがよかった」と思うものであり、

行動を起こした時点ではわからないことが多いのです。

また、良いタイミングを掴むには継続しておく必要があります。

 

例えば、最近ですと太陽光発電で事業を成長させている会社がありますが、

彼らのほとんどは、もともと住宅の屋根につける太陽光発電をやっていて、

数年前に売電という仕組みが政府から打ち出され、その流れに乗っています。

ベストなタイミングと思って、いきなり太陽光発電を始めたわけではないのです。

アベノミクスの流れで株でも受けた人も同じです。

彼らの多くはチャンスと思っていきなり株式投資を始めたわけではなく、

もともと株式投資をやっていたから、金融緩和の波の乗れたのです。

 

そのように考えてみると、バリ島への不動産投資も同じです。

日本経済のように下りのエスカレーターであればダメですが、

インドネシアの１人あたりＧＤＰは、まだ４０００ドル程度。

上りのエスカレータの踊り場であることは間違いありません。

そうした中で継続的にビジネスを行っていくからチャンスをつかめるのです。

 

リーマン・ショックの時、チャンスと思って東京の不動産を買える人は多くありませんでした。

振り返ってみると、結果としてあのタイミングはチャンスでした。

今、バリ島の不動産は若干の買い控えが起きています。

そういうタイミングこそ、数年後に振り返ってみた時チャンスなのです。

 

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