実は内需が活発なバリ島。

バリ島の不動産というと我々日本人は、
主に外国人が購入していると思うようです。
確かに一昔前まではそうでしたが、
ここ2、3年は事情が変わってきています。

最近では、購入者の6~7割はローカル(インドネシア人)です。

しかも、数千万円から数億円という物件をインドネシア人が購入しています。
多くの日本人はインドネシアを、貧しい発展途上国というイメージを持っているようです。

確かに、インドネシア人の多くはその通りですが、
インドネシアは2億4千万人の人口の国であり、
継続して経済発展している国です。
それだけに、インドネシア人のお金持ちはかなり多いのです。
インドネシアは、ここ20年以上経済成長に伴うインフレが続いています。
そうした状況の中、インフレリスクに対向する手段として
不動産の購入意欲が高いのです。

では、なぜバリ島の不動産が売れるのか。

それは他の東南アジア諸国と同様に、
欧米や日本などの先進国に対する憧れが強いからです。
インドネシアの中で、日本人や欧米人から人気があるバリ島は、
インドネシア人、とりわけジャカルタに住むインドネシア人にとっては
憧れの的であり、そこに不動産を持つことはステータスなのです。

インドネシア政府もバリ島を国際都市とすることを決定し、
2013年のAPEC首脳会議開催に合わせて
デンパサール国際空港を新建設し、
高速道路などのインフラ整備を進めており、

バリ島の人気は続くと考えられています。