楽しいことばかりじゃない、海外移住の現実

インターネットで海外移住について調べていたら、マレーシアに移住したものの

結局日本に戻って来てしまったという方のブログを拝読しました。

その方曰く、失敗の原因は「移住に過度な期待をしてしまった」ことだそうです。

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例えば物価が安いので日本以上の暮らしができると期待していたら、思った以上にコストがかかってしまったとか。

以前は「マレーシアでの生活コストは日本の1/3」などと言われていたそうですが、現在は円が安くなりそこまではいかないようです。

その方は現地で高級コンドミニアムを購入したらしく、その周囲の物価は特に高かったようですね。

それに毎日ゴルフをしたり、メイドさんを雇ったりもされていたそうです。

いくら日本より物価が安いとは言え、それなりの生活を楽しもうと思ったらやはりコストがかかるということなのですね(そして一度上げてしまった生活レベルは、簡単には下げられないということですね)。

そしてもうひとつの理由は、日本人とマレーシア人の考え方の違いにストレスを感じてしまったこと。

マレーシアでは時間がゆっくり流れているようで、とにかく対応が遅いのだそうです。

業者も配達員も、時間通りに来ることはほとんどないとか。

それを「文化の違い」だと割り切れればきっと腹も立たないのでしょうが、長年日本の社会で忙しい日常を送られていたその方にとって、マレーシア人たちのスピードにはいつまでたっても慣れることができなかったそうです。

のんびりした老後を過ごすために移住したはずが、日本にいた時よりストレスを感じてしまうなんてなんだか皮肉な話ですね。

どの国に限らず、移住した先で毎日どのように過ごすか、何を食べるか、どのような人たちと関わるかをよく調べること、そして自分自身をよく理解しておくことが海外移住を成功させる秘訣だと、その方は書かれていました。

楽しいことばかり想像していたわたしですが、マイナス部分にどう対応するかもきちんと考えなければいけないと改めて思いました。