バリ島への不動産投資はローリスクである。
その理由について述べる。

・ルピア高になる可能性が高い
・不動産は法律で守られている
・経済はインフレが原則である
・不動産の需要はなくならない
・安く建築し、高賃料が取れる
・賃貸収入と転売益がある

 

・ルピア高になる可能性が高い
インドネシアは、日本と比較して毎年GDPが伸びている。
下記は、インドネシアの1人あたりの名目GDPである。

2011年  32,492,699.19ルピア
2012年  35,242,716.19ルピア
2013年  38,413,317.80ルピア
2014年  41,920,910.08ルピア
2015年  46,428,799.66ルピア

こうした経済成長を背景として、対円の為替レートでは10年で35%ルピア高となっている。

もちろん、為替の変動は一定方向ではないので、短期的にはリスクがあるが長期的にみれば、ルピア高になる可能性が高いのである。

 

・不動産は法律で守られている

世界中のどの国においても、一般的に人生で最も高い買い物は不動産、住宅である。
それだけに基本的に、不動産の権利についてはその国の法律により権利が守られる。
世の中には多くの投資話があるが、正しく不動産を購入して、登記された権利がなくなったという話はない。
株やビジネスへの投資は、失敗したらゼロになることがあるが、不動産がゼロになることはない。
そういう意味で、不動産ほど安全な資産はないのである。

 

・原則として経済はインフレである
資本主義において、経済はインフレする。
例えば、下記は日本の1人あたり名目GDPである。
1992年  3,922,768.90
2014年  3,839,758.86
バブル期からほとんど経済成長していないことが分かる。

では、物価はどうであろうか。

タクシーの初乗り運賃 1992年  600円   2014年  730円
郵便料金(封書)   1992年   62円   2014年   82円
国家公務員の初任給  1992年 179,200円  2014年 205,600円
東京都の最低賃金   1992年 時給620円  2014年 時給888円

このように資本主義というのはインフレに向かうものなのである。
不動産もモノであるから、原則としては価格上昇する。

その上、バリ島は経済成長による価格上昇も加わる可能性が高い。

金持ち父さんという本にもあったが、世界の多くの資産家は
このインフレを利用して資産を築いた人が多いのである。

 

・人がいる限り、住宅需要はあり続ける

賃貸用のアパートやマンションをお持ちの人なら分かるだろうが、
住宅は値段さえ下げれば必ず賃借人がつくものである。

人がいる限り、家は必要であり、不動産の需要がなくなることはない。
また、不動産の基本的な構造は、技術革新により変わる可能性がない。

屋根があって、壁があって、部屋がある、という形は変わらないのだ。

 

・安いコストで建築し、高い賃料が取れる
バリ島の人件費は、日本の10分の1である。
それに対して、バリ島の不動産を利用する人は先進国の人間であり、
先進国の金銭感覚で利用する。
つまり、安いコストで建築し、高い料金が取れるわけだ。
さらに、バリ島は観光地であるから旅行者に対して短期で賃貸できる。
これはかなりの魅力である。

 

・家賃収入と転売益がある

バリ島の不動産は、高い利回りがあり、さらに転売益が出る可能性が高い。
初めから転売益を狙う場合でも、高値で売りに出し、その間に賃料収入を取りながら、
売れるのを待つという戦略が取れる。
十分な賃貸収入があれば、焦って売る必要はない。

バリ島に限らず、海外への不動産投資はハイリスクと考えている人が多いが、 実は、バリ島の不動産投資は、安全で魅力的なのである。