バリ島での賃貸物件には、アパート、戸建て、ヴィラ、ホテル客室があります。

賃料の違いは日本と同じで、所在地（エリア）、広さ、間取り、築年数、設備などで変わってくるわけですが、気をつけたいのはエリアです。

バリ島の場合、ローカルエリアと外国人エリアがあり、それぞれ雰囲気が違います。

法律や政策で分けているわけではないのですが、結果として徐々に分かれてきています。

 

ローカルエリアは文字通り、ローカルつまりインドネシア人が多く居住している地域であり、外国人エリアはその逆です。

現実問題として、バリ島に慣れていない日本人はローカルエリアには住めないと思います。

ローカルエリアの物件は、安いには安いのですが、古い、汚い、洋式トイレでない、バスタブがない、などの設備面に問題がありますが、それ以上に雰囲気に馴染めないでしょう。

外国人エリアの物件は、その逆です。

 

アパートの賃料は、日本円で月額5,000円～40,000円くらいですが、日本人が普通に住めそうな物件は20,000円くらいからでしょうか。

戸建てとヴィラの違いは、簡単にいえばプールの有無で、土地の広さでは戸建ては３０坪～６０坪（１R～２R）ほどで、ヴィラは６０坪以上という感じです。

実際、６０坪以上ないとプールは作れませんから。

インドネシアでは、土地の広さをR（アール）で表すのが一般的です。

ご存知の通り、１Rは10m×10m＝100㎡です。

 

ヴィラの場合、２R以上のプール付きの物件になります。

ヴィラの賃料は、月額80,000円くらいからで超高級ヴィラになると1日30万円以上という物件まであります。

ヴィラは管理によって大きく２種類あり、複数のヴィラの入り口に管理室＆セキュリティが設置されているホテルに近いものと、１件だけのヴィラがあります。

弊社が運営しているサヤンタマンは前者で、スタッフが２４時間常駐しています。

ホテル客室は、客室を所有するオーナーさんから依頼されてホテルが管理している物件で、賃料はホテル・部屋のグレードで様々です。

賃貸契約の期間は、１日、１週間、１ヶ月、１年、複数年とあり、契約年数が長くなるほど１日あたりの賃料は安くなります。

 

注意しなければならないのは、インドネシアの場合、契約期間に関わらず最初に一括で支払うということです。

日本の賃貸契約では、一般的に２年契約をし、賃料は月々支払っていきますが、インドネシアでは２年契約をしたら最初に２年分を支払うことになります。

保証金や敷金はありません。