バリ島サヌールの海岸沿いの広大な土地が売りに出た。

空港に近く、観光客が多いメジャーな街で、

ビーチフロントの売地が売りに出されることが滅多にない。

仮に売りに出されたとしても、オモテに出ないで内々に取引されるから

一般エンドでは触れない情報だ。

今回も、そうした類の話なわけで、

我々も少しはバリ島で知られた存在になったということだ。
さて、この土地の所有者(地主)とは少し縁がある。

バリ島現地法人のSは、2年前に娘とデートしたことが、

同居している彼女にバレてトラブっているのだ。
今回、物件の売却を相談され、地主と会うことになったのだが

本人は目が見えないということで、娘が付き添うことを知らされた。

少し気が引けたが、仕事だからそんなことで断るわけにもいかない。
現場に行ってみると、年輩の男性と笑顔の若い女性。

彼女じゃない。

デワ(スタッフ)に小声で、

「あれっ?違うだろ?」

「お姉さんです」笑

コイツ、知ってたんだ。。
さて、前置きはここまでにして、この土地だが、

サヌールの中でも一番よい場所といっても過言ではない。

サヌールのビーチからタンブリガン通りまでの土地で、プライベートビーチもある。
タンブリガン通りというのは、サヌールのメインストリートだから、

ホテルをやるにしても、商業施設をやるにしても、

入り口をメインストリート側にして、ビーチまで続く設計ができる。

場所も、使い勝手もバツグンだ。

サヌール売地125.5アール20170902 (16) サヌール売地125.5アール20170902 (18) サヌール売地125.5アール20170902 (13) サヌール売地125.5アール20170902 (6)

サヌール売地125.5アール20170902 (7) サヌール売地125.5アール20170902 (14) サヌール売地125.5アール20170902 (17) サヌール売地125.5アール20170902 (12)

 

土地:127.7アール

価格;1年1アール 23Juta
現在、ビーチフロントに面した土地のうち、20アールは3年リースが残っていて

ヴィラを運営しているが、3年後には返還される。

その部分は購入しなくてもよいが、ビーチフロントなので

今回買っておくのが得策だ。

ヴィラをそのまま運営することもできる。
土地価格(総額)を計算すると

23ジュタ×(127.5A-20A)×20年(取り敢えずの年数)

+現在リースしている土地20A×17年×23ジュタ

=49450ジュタ+7820ジュタ

=53270ジュタ

日本円だと、4億4400万円  ※1円=120ルピア
実際のところ、この場所で、1年23ジュタという価格は、かなり安い。

これだけまとまった形で出てくることも稀だ。

それだけに、すでに購入希望者は3人いる。
オーストラリア人、ドイツ人、ジャカルタ人だ。

しかし、それぞれムリめな交渉をしており、折り合わない。

5年分割で支払う、3年で支払う、1年1アール20ジュタという指値だ。
購入希望者も、23ジュタという単価が安いことは分かっているが、

土地のボリュームが大きいから、足元を見て交渉しているようだ。
地主は、交渉の過程で嫌気が差しており、我々のことを人づてに聞いて

気持ちよく買ってくれる日本人を探してほしい、と依頼してきた。
資金力があるなら、是非ともほしい立地、価格だ。

ビーチフロントの土地は、タバナン、ネガラ、シンガラジャなど、

空港から離れたエリアであれば、どうにか出て来るが、ここは希少。
事業シュミレーションを考えてみても、十分な採算が見込める。

次回、その計算をお見せしよう。
それにしても、、

あの時、デートした子の実家が、これほどの地主だったとは。。。